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    日本地区、日本人インターン · プログラムを試験的に開始

    日本地区、日本人インターン · プログラムを試験的に開始

    Photo By Patrick Ciccarone | 2023年8月28日、JEDで写撮影のためにポーズをとる、黒川悠然さ...... read more read more

    ZAMA, KANAGAWA, JAPAN

    09.06.2023

    Story by Patrick Ciccarone 

    U.S. Army Corps of Engineers, Japan District

    ここ数週間、米陸軍工兵隊日本地区(USACE JED)は、おそらく在日米陸軍基地管理本部(USAGJ)の毎年恒例のサマー · インターンシップ · プログラムへ参加したこともあって、いつもより少々学究的です。

    2013年に始まり、今年10周年を迎えるこの4週間の体験は、日本人大学生を、米軍基地で生活し勤務する兵士、米軍属及び日本人職員に紹介するものです。さらに米国の職場で経験を積み、日米関係の礎となっている当業務について一層理解を深めるまたとない機会を彼らに提供します。

    「これは日米同盟にとって非常に重要なプログラムです。なぜならJEDのような在日米軍(USFJ)組織の運営を成功させるためには、我々の日本人従業員が不可欠だからです」と、米陸軍工兵隊日本地区司令官ゲリー · ボナム大佐はおっしゃっています。「素晴らし日本人チームメート無しには、我々はミッションを達成することができません。このプログラムにより、我々は次世代の有望な日本人専門家に接触し、JEDでのキャリアが提供する機会を彼らに示すことができます」

    インターンシップ体験のプロブラム指針には下記が含まれています;生徒のジョブ · シャドウイング、英会話の機会、大勢の人前で話す練習をするプレゼンテーション、S.M.A.R.T.(具体的、測定可能、達成可能、適切な、期限を定めた)目標の設計など行います。さらにキャップストーン · イベント(集大成イベント)を開き、生徒が得た知識について、また米国と日本の関係がなぜ不可欠なのかを職場の人たちと話合います。

    JED広報官のチャールズ · マイブ氏は、このプログラムが地域社会との関係をさらに深め、両国にもたらす可能性を感じたので、JEDの参加を求めました。マイブ氏は、インターンのためのJED窓口として関係者に連絡をとり、JEDに日本人学生の学びと成長の場を確保しました。

    「JEDの全従業員は高度に専門化され、その多くは日本人であるため、USAGJのプログラムを利用し取り入れることは、最も理にかなっていました」と、マイブ氏は説明しています。「大学生の年齢の若い日本人をJEDに紹介することで、技術的に専門化された卒業生を将来直接採用する接点ができ、彼らの正式な教育課程終了後、日本での米陸軍工兵隊のミッションに寄与する人材となる可能性があります」

    このプログラムへの初参加は、JEDが大学生のインターンの受け入れに乗り出す第一歩にすぎません。今年はJEDがUSAGJと協力していますが、来年はJEDだけでプログラムを継続し、インターンたちがJED本部を、そして最終的には日本中のJED施設を歩き回ることを願っています。

    今回のインターンシップ · プログラムでは、ビジネス専攻、マーケティング専攻、機械工学大学院生という異なる学歴を持つ4人が選ばれ、JEDで4週間を過ごしました。

    東京水道橋にある日本大学に通うマーケティング専攻の黒川悠然さんにとって、米軍基地で米軍属と一緒に働くことは初めてでした。元々茨城県の出身の黒川さんは、米国人と働く機会を宣伝するソーシャル · メディアのインフルエンサーを通じて、このプログラムを知りました。

    「米国人と一緒に働いたり話したりすることは、本当に面白い機会だと思いました」と、黒川さんは言います。「米軍基地にいると、(多分)米国にいるような気分になります。米国人がどのように協力しあって働くのかを知る良い機会です」

    黒川さんはJEDの事業管理統括本部(PPMD)に配属され、JEDで長期事案が「揺りかごから墓場まで」どのように管理されているかを直接目にする機会を得ました。

    「事案の最初から最後まで、時には一年以上にもおよぶ事案の進め方を学ぶことができました。また非常に多くの詳細が含まれていることに驚きました」と、悠然さんは説明しています。「日本の労働文化に比べ、(米国の職場)はより効率的でありながら、もっとリラックスしているように見えます」

    この短期間の米国の労働文化体験は、教育を促進する積極的な学習環境を提供し、訪問したインターンが彼らの知識や経験をJEDに刻み込むことも可能にする一方、東洋と西洋のビジネス · メンタリティーの違いを浮き彫りにします。

    東京三軒茶屋にある昭和女子大でビジネスを専攻する小山莉奈さんは、職場の装飾による個性の表現が興味深く、各従業員の作業スペースがとても広く、一般的な日本の事務所や労働文化と比べ明白な違いがあることに気付きました。

    「JED従業員の多くは、机がとても広く、自分の個室のように感じています」と、小山さんは言います。「日本の事務所と違い、ここでは従業員同士のコミュニケーションが取りやすいと感じました」

    しかし、JEDでのインターンの経験はビジネスにとどまりません。米国人と一緒に仕事をすることは、若い日本人学生にとって個人レベルで文化や考えを交換し、米国と日本の間に常に存在する絆を強化する機会にもなりました。

    「JEDで働いている間、米国人従業員と一緒にランチをすることが、私の最も好きな瞬間の一つでした」と、小山さんは言います。「このように友好的な環境で働き、手助けできることは幸せでした」

    多くのビジネス感覚を身につけ、笑顔を分かち合った今年のUSAGJのサマー · インターンシップ · プログラムは、JEDが今後計画しているプログラム拡大に向けて、良い兆しを示しているように見えます。

    「このプログラムが今後拡大し続けることを願っています。JEDチームと一緒に働くのに適していると思われる有望な日本人にもっと働きかけていきたいです」と、ボナム大佐はおっしゃっています。「これからの日本の最も優秀な労働力に、JEDで働くことを検討するよう奨励したいです。このような外部との接触は、今後も一流の人材を確保し続けるうえで役立つでしょう」

    NEWS INFO

    Date Taken: 09.06.2023
    Date Posted: 09.06.2023 00:26
    Story ID: 452790
    Location: ZAMA, KANAGAWA, JP

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