艦船修理廠及び日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)司令官マイケル・バルー大佐は、より多くの日本人従業員とコミュニケーションを図ることに主眼を置いた“司令官招集”の召集範囲を拡大した。最初の従業員クラスの司令官招集は、昨年12月汽缶工場グループ造修工場を対象に行われ、その後全ての造修工場と支援部署約2,000人の従業員に順次行われている。SRF-JRMCは横須賀基地で最も多くの日本人従業員を雇用する部隊である。
SRF-JRMC歴代司令官は、長年に及び日本人従業員協議会と毎月ミーティングを重ねてきた。このミーティングでは、個々の部署の非監督者の代表が司令官に部署内で挙げられた問題点や関心事を提起、司令官はそれらの問題点や関心事に対して意見を述べると同時に重要な部隊関連事項を日本人従業員協議会に伝えてきた。その後、各代表は討議された情報をそれぞれの部署内で共有する訳である。
日本人従業員協議会を通じて、多くの日本人従業員の代表が関心を寄せた2つの議題は、プロジェクトマネジメントとSRF-JRMC2014戦略計画であった。より多くの日本人従業員に直接司令官の声を伝えるために、バルー大佐は全部署の日本人監督者を対象に四半期に一度司令官召集を行っていたが、その後コミュニケーションの向上に対する必要性から、全従業員にまで拡大された。
司令官召集のようなフォーラムによって、バルー大佐はプロジェクトマネジメントの実践とそれが業務プロセスへ及ぼす効果、部隊組織構成の移行などの“重要な問題”を監督者やその部下に伝えることが可能になるばかりでなく、日本人従業員が司令官から直接質問や関心事に対する回答や見解を聞くことができる。司令官召集はSRF-JRMCの全日本人従業員レベルの画一化したコミュニケーションの手段を開放し、司令官を日本人従業員により身近なものにするものだ。
バルー大佐は司令官召集の席上、SRF-JRMC2014戦略計画について提起された質問に対し、戦略計画が焦点を置く分野とその重要性について説明した。「安全に、適時にかつ予算内で第七艦隊に良質な支援の提供を継続するために、私たちは3つの分野において戦略的ゴールを継続的に追求します。つまり『自信と責任感を持って仕事をするための正しい知識・技術・技量を従業員に提供する』、『生産性を向上させるために業務プロセスを改善する』、『現在及び未来における艦船修理・近代化能力の継続的な改善』です」とバルー大佐は述べた。
バルー大佐は続ける。「SRF-JRMCは現在もそして未来も第七艦隊の主要な整備提供者として、常に信頼に足る作戦即応能力維持任務を成功させる存在でなければなりません。『第七艦隊の艦船を常に機能できる状態に保つ』というSRF-JRMCの使命を維持するには、米海軍作戦本部長(CNO)の指示計画と整合性を図りながら私たちの戦略計画を進めて行くことが極めて重要であると考えます。2014戦略計画の実行に臨むに当たり、CNOが示した米海軍の歩むべき道を理解すれば、私たちのCNOの指示計画に対する支援は確かなものになるでしょう。」
「私たちの戦略計画とゴールを時間をかけて理解してください。その中で質問や関心事があれば、職場の命令指揮系統を通して意見を聞かせてください。全ての質問や関心事はビジネス・戦略計画室を通じて私に届けられ、皆さんに説明できるように致します」とバルー大佐は言葉を締めくくった。
司令官召集は従業員との新しいコミュニケーションの手段と成り得るが、バルー大佐は通常の場合は従来の命令指揮系統の使用を望んでいる。
- 写真:安達慶一、FLEACT横須賀広報課
Date Taken: | 02.26.2014 |
Date Posted: | 02.18.2024 01:23 |
Story ID: | 464173 |
Location: | YOKOSUKA, KANAGAWA, JP |
Web Views: | 187 |
Downloads: | 0 |
This work, SRF-JRMC、日本人従業員に司令官召集を開催, must comply with the restrictions shown on https://www.dvidshub.net/about/copyright.