3月20日、艦船修理廠及び日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)はフリートシアターで文化遺産委員会主催の女性歴史月間を祝うイベントを開催、多くの軍人・軍属・MLC従業員とその家族や友人が集まった。
女性歴史月間の趣旨は女性の残して来た功績とその歴史に対する意識と知識を向上することだ。今回のイベントは、様々な文化背景を持つグループが米国の歴史に与えた影響、そしてこれらのグループが絡み合い米国と世界を形成していることをSRF-JRMC従業員に広める目的で文化遺産委員会が月ごとに設ける機会の一つである。
SRF-JRMC司令官マイケル・バルー大佐は参加者に米海軍太平洋艦隊艦隊整備府参謀長で来賓のアラマ・グロッキー少将を紹介した。「女性歴史月間中、折りしも少将が横須賀に滞在していたのでスピーチをお願いすると快諾してくれました。私たちにとって少将のお話を伺える素晴らしい機会です。」
グロッキー少将は小学校から米国海軍士官学校で経験した思い出を披露。少将の父親は米海軍工廠に勤務しており夏の間は父親に付いて様々な艦船を訪れたが、どの艦船も幼かった少将にアイスクリームをくれたのだと言う。
「海軍の女性たちは過去そして現在、陸軍や空軍あるいは海兵隊所属の女性に比べてより多くの業務を任され、他の米国軍では立てないような前線にも立ってきました。私自身は話すことからでなく、兵曹長や上級下士官、若い士官の話に耳を傾けどうしたら物事が運ぶか否かを学びました。周りの人たちは私が今のような立場(地位)になるとは想像していなかったでしょう」と述べた。
少将は海軍仕官、主婦そして母となるが子供の成長と共に海軍での役割も増えた。「欲しいものは手にできますが、一度にはできません。優先順位を決めて、何をしたいかを見つけ出すのです。そして一度決めたことを簡単に見直さないようにすることです」と少将は語った。
第7艦隊バンドのMU2スティーブン・フリーマンは、必ずしも全ての部隊が女性歴史月間を祝う訳ではないとしながらも「グロッキー少将の講演内容は感動するものでした。ある一人の女性がいかに今日の彼女のような指導者に成り得たかを耳にすることは、女性のみならず男性にも素晴らしい刺激をもたらしてくれるでしょう」と話した。
ラリー・ランキンさんは自分の人生に大きな変化をもたらした女性の貢献に対し支援と感謝を表す意味でイベントに参加した。イベント中、ランキンさんは母親が人生に及ぼした強い影響を回想した。「彼女がいなかったら、今の自分の地位にはなれなかったでしょう。」
リンダ・チャドウェルさんは20年以上に亘る連邦政府勤務の中で、女性歴史月間のようなイベントに参加する機会がなかった。どのように他の女性が経歴の成功を学ぶことをイベントは励ましていた。チャドウェルさんはGS-3の事務職から経歴をスタートさせ、プロジェクトマネージメントの昇進プログラムを利用してGS-12まで登りつめた。チャドウェルさんは、「シングルマザーとして自分の経歴のほとんどを子育てに費やしました。私はフルタイムで働いていたので、大学に通うより育児に時間を費やしたいと感じました。学位がなくても現在の地位につけたのはとても幸運だと思います」と話した。
もう一人初めてイベントに参加した田中芙美子さんもイベントを楽しんだようだ。「グロッキー少将の価値あるメッセージから、私は一人の女性として多くのことを学びました。」
- 安達慶一、FLEACT横須賀広報課
Date Taken: | 04.03.2014 |
Date Posted: | 03.02.2024 01:40 |
Story ID: | 465174 |
Location: | YOKOSUKA, KANAGAWA, JP |
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