4月1日、艦船修理廠及び日本地区造修統括本部(SRF-JRMC)の兵曹長(CPO)は、SRF-JRMC本部ビル中庭でCPOランク生誕121周年を祝った。
1893年4月1日、米国議会は9階級から成るCPO制度の設立を承認した。以後121年間、兵曹長は甲板での指導者として、乗組員に対する模範として、更に米海軍の中心としてその役割を担ってきている。
式典はジェニファー・ブレット兵曹長の再入隊式で開始された。ブレット兵曹長にとってこの式典は特別な意味があった。これまで歴代の兵曹長たちが職務遂行することで道を切り開いてきた長年に渡る努力を、参加者一同が回想する機会となったからである。
「米国が私を信頼してくれ、兵曹長の帽子を着用し、特に日本で米国の兵曹長として名乗らせていただけることを誇りに思います。兵曹長の信条を朗読していると、以前兵曹長の仲間が私の襟にアンカーバッジを留めてくれた時のことを思い出し、かつての感動が再び蘇ってきました」とブレット兵曹長は述べた。「これから兵曹長の帽子を着用する皆さんは、新たな試練に立ち向かいますが、これまでに培った強みを活用して試練に立ち向かうことが出来ると確信していると同時に誇りに思っています。現役・退役に拘らず様々な兵曹長の皆さんと共に食事を交えて親交を深めながら式典を祝うことが出来るこのイベントを毎年楽しんでおります。」
式典では参加した兵曹長たちは、「兵曹長の歴史」、「ゴールドファウルアンカー」、「兵曹長の帽子にまつわる伝説」、「兵曹長の誓い」、「兵曹長の信条」について唱えた。
ゲストスピーカーを務めたSRF-JRMC副指令官のコンラッド・アレホ大佐は「米海軍兵曹長の121年目の誕生日を祝うことは、米海軍に貢献する兵曹長の新たな1年を祝うのではなく、兵曹長が兵曹長たる全ての事柄を祝うものです。『兵曹長に聞け』、この言葉は自分が出世したいなら忘れるなと言われたものです。兵曹長の指導と熱意に接することが無ければ、私は現在の地位に就いていないでしょう。私が尊敬するジョンソン兵曹長は、リーダーシップの何たるかを説いてくれました。ボイラー技士訓練生であった私に時間を割き、『状況ごとに違ったスタイルのリーダーシップを求められるが、どういう状況でも共通して言えることは、“一貫性を持ったリーダーであること”が一番重要である』と教えてくれたのです」と語った。
「『ひとたび兵曹長になったからには、常に兵曹長であれ』と言われます。私はその栄誉を自分の職業人生だけでなく、一生を通して肝に命じます。そして、兵曹長であることを常に誇りとしています」とアレホ大佐は締めくくった。
イベントの調整役と式進行役はジャスティン・ホフマン兵曹長が務めた。「兵曹長の誕生を毎年祝うことで、これまでの兵曹長たちが何を築き上げたか再確認できます。信条朗読は、各自に特別な意味をもたらします。言葉で簡単に説明できるものではありませんが、朗読を聞いた時に各兵曹長が思い出す事柄です。楽しい思い出、悲しい思い出、面白い思い出、憤慨する思い出、忘れたくても決して忘れられない思い出等があるかも知れません。」
SRF-JRMC最年長のアルバート・ラピッド上級専任兵曹長は、「乗組員は自分たちの職業人生、そして甲板でのリーダーシップにおいて兵曹長と有望な兵曹全員に対して常に正しい決定をすることを求めています」と述べた。
式を閉会するケーキカットに参加したアリシア・ウォルフ兵曹長は言う。「これまでの兵曹長が培ってきた高い基準と価値観を実践するだけでなく、将来の兵曹長に受け継ぐことが現兵曹長の任務です。それが兵曹長仲間に対して、そして121年前の初代兵曹長たちに対しての我々の責任です。」
ブレット兵曹長は、「USNの“U”、ユナイテッドは兵曹長協会の“結束”を、“S”、サービスは神と米国に対する奉仕”を、そして“N”、ナビゲーションは兵曹長が個々の乗組員・全ての米海軍艦船・米海軍全体に対して提供する“運行指示”を表しています」と話した。
- 安達慶一、FLEACT横須賀広報課
Date Taken: | 04.17.2014 |
Date Posted: | 03.02.2024 01:41 |
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Location: | YOKOSUKA, KANAGAWA, JP |
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